昨日の泥

けれど夕陽はお前と仲間の髑髏を映す

点数方式にしたほうがいい

昨日家に帰ったらねねが拗ねていた。夜にかなり大きな音の花火が鳴って驚いて吐いてしまい、それ以来機嫌が悪いらしい。大人でも不安になるくらいの爆発音で乳幼児やお年寄りがいる家庭ではもっと深刻な被害があったかもしれない。

何のための花火か解らなかったが、サザンのライブ絡みの花火らしいという噂もあった。いずれにしても迷惑な花火だ。

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昨日は The W を30分遅れで見た。結果は少し不満が残った。個人的にはAマッソの圧勝だと思ったが、不満の原因はそこではない。審査方式だ。

去年はどうだったか忘れたけど今年は各ブロックごとに「最初の出場者 vs. 次の出場者 → その勝者 vs. 次の勝者」これを繰り返して最後に勝った方がブロックの勝者となる方式だ。おそらく視聴者投票を取り入れるためにこのような方式にしたのだろう。

この方式は結果として一番強い組が勝つように見えるが、それが可能なのはマシンによる判定だったり値を競う判定の場合だけで、審査員による判定の場合は公平ではない。審査をする側は審査員も視聴者も含めてそれほど完璧ではなく次のような欠陥を持っている。ひとつは「新鮮さが失われると低い評価になる」という点、もうひとつは「二者の比較にはじゃんけん的な現象が起こりうる」という点だ。

点数方式の M-1 ですら前半出場が不利と言われているのに、二者比較を繰り返す方式だと「薄れていく記憶」と「いま見たばかりの新鮮な記憶」を比較することになる。体験が新鮮なまま保たれるのはせいぜい2つ前の出演者までだろう。よほどのインパクトがないといま笑ったばかりの記憶には勝てない。

そしてもうひとつの「じゃんけん現象」だ。人間は悲しいことに絶対的な比較が苦手だ。A より B が良く B より C が良かったからといって A より C が良かったとは限らない。特に The W のように多ジャンルの対戦の場合はなおさらだ。たとえばグー・パー・チョキの順に出場したらチョキが勝つし、パー・チョキ・グーの順に出場したらグーが勝つ。これを避ける方法は実際のところ無いのだが、少なくとも点数方式にするか最後にまとめて投票する方式にすればある程度は回避される。

悪いことは言わない。来年は今回の審査方式を捨てたほうがいい。

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今日の悲劇。昼に買ったコンビニ弁当についてきた一味マヨネーズを外してデスクに置いたままかけるのを忘れ、弁当を食べ終えてから一味マヨネーズの存在に気づいた。俺はもうダメだ。

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断言できる。「五芒星を書くときにどこから書き始めるか」で分かることなんか「五芒星を書くときにどこから書き始めるか」ってことだけだ。それ以外の情報はゼロだ。「これで性格がわかる」とかいった安っぽいインチキ診断に騙されて「怖いほどあたる」とかいう人の方がよっぽど怖い。

それはそれとして、俺が興味あるは「どこから」じゃなくて「どっちに向かって書くか」だ。例えばてっぺんから書き始めたとして、次は左下か右下か。これはまず利き手で大きく違うと思うが、それぞれの利き手での少数派もいるはず。

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WHO の人が「サンタは今年、子どもたちにプレゼントを届けることができるでしょうか?」と聞かれて「サンタクロースは新型コロナウイルスに対する免疫があるんです」と答えたそうだ。まず WHO の人にそんなこと聞くなよって思うけど、それはそれとして子供たちがこれを「サンタはコロナにかからない。だから近寄っても大丈夫」と解釈してサンタを中心とした集団感染が発生するのではないだろうか?これがサンタ・クラスターだ!!

f:id:motomachi24:20201216061224j:plain あとサンタもサンタで免疫を持ってるなら今年はプレゼント配るのをやめて研究に協力したらどうだ。

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OS のアップデートに伴って周辺機器やソフトウェアが使えなくなったときに、大抵のメーカーは「対応版がリリースされるまで、OS のアップデートを控えろ」と言う。これはかなり傲慢な姿勢で、しばらくのあいだそのメーカーの製品を使うのをやめて OS アップデートをするという選択肢だってあるじゃないか。