昨日の泥

けれど夕陽はお前と仲間の髑髏を映す

分布が変わってきている

日記

事件のあったホテルのあるビルには今週の木曜に健康診断に行く予定だった病院が入っている。先週、日程を変更して来月にしてもらっていた。

昨日のM-1 決勝3組6人の出身地は、北海道・東京・北海道・千葉・大阪・兵庫だった。初の二年連続非関西勢の優勝だったし、分布が変わってきているような気がする。

審査をあれこれ検証

19日の M-1 2021 の採点結果について、各出場者と審査員の得点のばらつきを調べてみた。

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標準偏差がばらつき

最も評価が別れたのは実感通りハライチだった(標準偏差が大きい)。

ついでに審査員が右端の人を除いた6人だった場合の順位も算出してみた。意外にも1〜3位は動かない。ただ、この6人での集計だとハライチは評価があまり別れていない(標準偏差が小さい)。

各審査員の得点のばらつきに関しては右端の人が圧倒的に大きいんだけど、これに関しては良いとも悪いとも言えない。幅広く使っている点は評価できるし、中間の点数が少ないことは疑問が残る。

また一位通過のオズワルドは標準偏差が最も少なく、審査員の評価が一致していたことがわかる。ただ、上位は点数の幅が狭く下位は広いので、高評価で一致した場合の方が低評価で一致した場合より得点の分散が小さくなる傾向にある。

さらに得点の分布も調べてみた。一番多いのは90点、次が94点だった。おそらく、良が90で優が94くらいの感覚かもしれない。そして97がなくて98が2つだった。2つとも右端の余計な人。あと集団のサイズが小さいのであまり意味もないけど各コンビの偏差値も出してみた。

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M-1 に限らず各大会で長年「前半不利」と言われているのに対策をする気配が全然ない。中川家は例外中の例外だ。ここ10回くらいの出場順別順位の平均を出してみたい。

個人的には次の方式がテレビ的にも面白いのではないだろうかと思っている。

  • 各審査員に出場者の名前が書かれた10個の駒が渡される。
  • 1演目が済んだらそのコンビの駒を「この組とこの組の間」に挟み込む。
  • 新しい駒を挟み込む際に、既に置いてある駒の順番は変えられない。
  • 審査員は最後まで他の審査員の並び順は見えない。
  • 最後に各コンビの順位の合計を出す(少ないと優勝)。
  • 出場者も経過は見られない。視聴者にはもちろん経過を見せる。

出場順が後の方が有利という問題がある程度解消されるのではないだろうか。あと、これだと各審査員の評価が平等に反映されるので極端に高い点と低い点をつける人が順位に及ぼす影響を減らすことができる。

焼く

f:id:motomachi24:20211221132144p:plain 昔々 CD-R を焼く機械は振動に弱くて書き込み中は静かに歩く必要があった。レコード針が飛ぶみたいな感覚。あと、埃にも弱くて空気で吹き飛ばしてからじゃないとエラーが出た。たまにエアダスターのストローが空気で飛ばされて CD-R にぶつかり焼く前から駄目になったこともあった。

CD-R を「焼く」と書いたが、焼くと呼ぶのは写真や青焼きからの転用だろう。写真の現像からプリントの工程でいちばん「焼く」に近いのは光をあててネガフィルムの画像を印画紙に写し込むところで、もっと原始的な日光写真なんかは更に「焼く」感覚に近い。写真の「焼く」が湿式の「青焼き」に転用されてそれが一般的に複製を作るという意味になったような気がする。

コピーを取ることを「焼く」と呼ぶのは実際に聞いたことはないのだが「年配の上司から "これ焼いといて" と書類を渡された若い社員が焼却処分した」みたいなエピソードは読んだことがある。作り話でなくそのような人が実在していたのだとしたら、湿式の青焼きを引きずってずっと「焼く」と言っていたのかもしれない。

その他

新しい MacBook のディスプレイ上部にある iPhone みたいなノッチにマウスカーソルが隠れていても見失わないようにするためのツールを作った人がいた。面白いことに私のようにノッチのないマックブックを使っている人もこのツールを動かすと擬似的なノッチが出るそうだ。こういう意味のない機能は試さずにいられない。

ビジネス和製英語でわりと最低なのは「コミット(する)」じゃないだろうか。これがビジネス和製英語だと知らないと意味が全然わからないところがすごい。すべての和製英語が悪いというつもりはないけど。