昨日の泥

けれど夕陽はお前と仲間の髑髏を映す

四季がない

日本には四季があると言われているが、四季があるのは北海道、東北、北陸、山陰、本州の山間部くらいであとは、春と夏と秋の3季しかないんんじゃないかと思っている。あるいは、春と梅雨と夏と秋で四季とか。

北海道の場合、四季は次のようになっている。

春:4, 5, 6(まだ少し寒いけど雪がない)
夏:7, 8(暑い)
秋:9, 10(もう暑くないけど雪は降ってない)
冬:11, 12, 1, 2, 3(雪が降る)

主に雪に振り回されて季節が決まっている。

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関係ないけど「日本には四季がある」という言葉を「外国には四季がない」と捉える人がいるし「外国には四季がないというのか!」と怒る人もいる。国語教育が貧しいからかもしれない。作者の気持ちばかり聞くから文章が読めない人が増えるのだろう。あと「外国には四季がない」の外国はたいていアメリカだ。「うじゃうじゃある国の中の日本」ではなく「日本か外国か」という視点しかなく、その外国もほぼアメリカ。そんなの悲しいじゃないか。

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f:id:motomachi24:20201211080012j:plain 親とか医者とかが、小さい子供に「ほら怖くない、怖くないよー」ってあやしたりするだろう。怖い/怖くないは本人の感情なので、お前が勝手に決めるなって思う。誰がなんと言おうと本人は怖いのだからそれを否定するのは感情を奪おうとする悪魔の所業だ。

だから「あなたは怖がっているようですが、これは無害なので怖がるに値しませんよ」が本来かけるべき言葉だ。

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俺は自分の感情を他人に断定されることがとても不快なので感動大作とか大爆笑といったフレーズは宣伝としてはマイナスでしかない。出演者に罪はないので「感動大作と書かれていたら見ない」とまでは行かないが、見たくなくなる理由のひとつにはなる。

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かなり前に亡くなった父の叔母が持っていた山だか土地だかがあって、資産価値はないんだけど相続人がやたらと多かったので、相続人一同は地元にいる叔父(父の弟)に権利を譲っていたらしい。売るまでの間の管理をお願いする代わりに売れたら全額受け取って良いよということなのだろう。ここまでは数年前に親から聞いていた。

先日、その山だか土地だか売れたので権利放棄した人にいくらか払うと叔父から連絡があった。小型PCとヘッドフォンの間くらいの金額だ。どうぞお気遣いなくと辞退したが、誰にあげて誰にあげないとなるのも面倒だからと受け取ってと言っていただいたのでありがたく受け取ることにした。実家に関わる諸費用に使わせていただくことに。

その現金が届いた際に、形式上受領証が必要なので署名して送り返して欲しいと書かれていたのだが、その受領証が入っていなかった。お礼も兼ねて電話でそのことを伝えると、忘れたみたいだから受領したことがわかる書面を作って送ってと言われた。おおらかだ。テンプレート集から見つけた簡単な受領証をプリントして署名捺印を入れて返信した。