昨日の泥

けれど夕陽はお前と仲間の髑髏を映す

水の話

寒い日が続いたので実家の様子を見に行った。11時頃についてすぐにトイレの水抜き栓を開け、無事を確認したがメインの水抜き栓の方を開けても水が出ない。それ以前にレバーが動かないのだ。前回帰宅時に水抜き栓を閉めて水を落としていったはずなのに凍結していたらしい。トイレ以外は風呂場、洗面台、キッチンがいずれもだめだった。

まず、トイレの手洗い水を使って湯を沸かし、洗面台とキッチンの蛇口付近に湯をかけて少しづつ融かす(後で知ったのだが直接熱湯をかけるのは良くないらしい。もう少し低い温度から始めてタオルなどを巻いてからかけるのが良かったようだ)。30分ほどでレバーが動くようになり、1時間ほどでやっと洗面台の水が出るようになった。ここからは洗面台の水を使えたので、ティファールと鍋を使って効率的に湯を沸かし、風呂場のカランやシャワーも解凍。シャワーホースはバケツに入れた湯につけて解凍した。ただカランもシャワーもバスタブ給湯もなかなか水が出ない。ドライヤーも使ってみたが長時間の使用は不安なのでやめた。

とりあえず部屋の暖房を最大にして放置しつつ雪かきを済ませ、戻ってから少し経つとキッチンの水が出るようになり、洗面台は水だけでなく湯も出るようになった。こうなると作業は楽で風呂場は湯をかけるだけではなくバスタブに湯をためて風呂場ごと温めることで水も湯も復活した。

キッチンの湯が最後までしぶとかったが、二階の父の作業場にはセントラルヒーティングのパネルがなかったことを思い出し、だったらポータブルストーブがあるのではないかと探してみたら石油ストーブを発見した。一階まで降ろしてシンク下のドアを開けて中を暖めていたら15時くらいにやっとキッチンの湯も出るようになった。

問題は、今日どのようにして帰るかだ。元栓を落とした状態で暖房を最小限にして帰ることができればそうしたい。水抜き栓を閉めたら暖房が動作しない場合は水を落とさずに暖房を入れてかえるか、前回と同じように水を落として帰るか悩ましいところだ。

とりあえず水を落とした状態で暖房用のボイラーをしばらく動かしてみたが、特に動作するようなので、水に近いところだけ小さめに絞って暖房をつけて帰った。

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帰りのバスの時刻をマップアプリケーションで確認して間に合うようバス停に行ったらその便は正月運休で、次は1時間くらい後だった。タクシーはめったに通らない道なので電話でタクシーを呼ぼうかとも思ったけど、以前から試してみたかったので駅まで歩いてみた。30分でついた。