昨日の泥

けれど夕陽はお前と仲間の髑髏を映す

デレキとデレキじゃないもの

日記

吹雪の中近所に買い物に行った。その前に純平で鴨しょうゆラーメンを食べた。うまかった。

ネットで「お前を〇〇してやる」ってタレント(に限らず一般人でも)脅す奴が最低なのは大前提として、そいつが書いたフレーズを何度も伝えるメディアというのは脅しと同じ内容の文章を繰り返して表現している。脅された側にしてみれば、誰が書いたものであっても犯行の意思を持たずに書いたものでもそんな文章は見たくないだろう。その点ではメディアも犯人と同様に罪深い。直接そのままの言い方をする必要があるのだろうか。

イオンで買い物をしていたら三人掛けのベンチの真ん中に貼ってある「間隔を空けましょう」のシートの上に座ってる馬鹿者がいた。シートが痛む・二人座れるベンチに一人しか座れない・メッセージが隠れる… 害しかない。

ウィルキンソンのジンジャー炭酸でハイボールを作って一口飲んだら水割りだった。製造ミスなのか、空きボトルに水を入れて冷やしたことを忘れていたのかわからない。

来年から高校で地理が四十数年ぶりに必修科目になるとのこと。今まで必修じゃなかったなんて知らなかった。

社会と理科

私が40年前に通っていた高校では、1年で地理B、2年で世界史または日本史と倫社、3年で日本史または世界史と政経だった。進学校だったが、受験で選択しない科目とか関係なく真面目に取る必要があった。理科は1年で生物と地学、2年以降は選択制だったが私は化学1と物理1、3年で化学2と物理2だった。高校同期の私を含む理系ガチ勢はルーツに哲学があることを避けて通れないので、下手な文系より倫社に強かった。

放題

「マンゴラドラ抜き放題はじめました」
「実質、お一人様一回限りじゃないか」

コークス

小学校の頃、暖房は石炭ストーブだった。というと当時の小学生に怒られる。石炭じゃなくてコークスだ。コークスは皆様御存知の通り、石炭を蒸し焼きにして燃焼に不要な成分を抜き取った燃料だ。冬はこのコークスを教室まで運ぶのが日直の仕事だった。

f:id:motomachi24:20210224012129j:plain 高校と大学はかんかんと金属音が鳴る古くさいセントラル・ヒーティングだったことは覚えているのだけど、中学がどっちだったか覚えていない。たぶんストーブだったはず。

関係ないけど、石炭(じゃなくてコークス)を挟んでストーブに入れるときに使う火ばさみをデレキと呼ぶ人が少なからずいる。許せない。デレキは語源的にも「先端がL字型に曲がっててストーブの燃えている燃料と燃えていない燃料を均一にするために使う火掻き棒」を指す言葉だ。どこかで混同されてそれをそのまま使っているのだろう。

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デレキとデレキじゃないもの

知らない人のツイートで「りんご3個とみかん2個の『個』は違う単位だ。だから足せない」とい記述を見た。算数が解ってるようでまるで解っていない人だろう。りんごとみかんが足せないのはそれをりんごとみかんとしてしか見ることができない場合だ。逆にりんご3個をよく見ると紅玉と王林とつがるだったらそれは3個じゃなくて、1個と1個と1個かもしれない。

例えば「りんご3個、みかん2個、消しゴムが5個あります。果物は何個ですか?」という問題ならりんごの個とみかんの個を足すだろう。さらに「りんご3個、みかん2個、消しゴムが5個、ごまつぶが24個あります。一円玉より重いものは何個ですか?」だったらりんごとみかんと消しゴムの個数も足せる。

上等な接客

日本、アメリカ、韓国、フィリピンのコンビニ店員のものまねという動画を見た。日本だけ接客が丁寧すぎる。これをみて「我が国バンザイ」みたいな感想を持つ人もいるかも知れない。

私は日本も他の3カ国の例みたいにゆるくなって欲しいと強く思った。もう少し正確に言うなら他の3カ国のような店員さんに対してけしからんと怒る人が一人残らず消え失せて欲しい。

すべてのコンビニ、スーパー、飲食店がこの「丁寧な接客」を行うためにかけているコストをすべてカットしたらかなりの経済効果があるだろう。しかもこのコストは「店から受けるサービスはすべて無料でかつ自分は最大限にそのサービスを受ける権利がある」と思っているサービスおもらいさんのために使われているのだ。

言い換えるとサービスおもらいさんたちは社会全体の資源を奪っていく寄生生物のような存在だ。