テレビでカズレーザーが書籍紹介をしていた。前に紹介していた本が面白かったので今回も楽しみにしていた。
一冊目は前からちょっと興味があった図鑑で、かなり興味をそそられたので電子書籍化されたら買おうと思った。二冊目がロアルド・ダールの「あなたに似た人」だった。以前ボッコちゃんを紹介していた時のように、これから何か読み始めようという若者向けの定番枠なのかと思っていたら、スタジオの人はほとんど「南から来た男」を知らなかった。
「あなたに似た人」はもう定番じゃないのかもしれない。
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もうひとつテレビの話。さかなクンがフクロウを飼いたいということで詳しい人にいろいろ聞きながら触れ合っていた。それ自体はとても面白かったんだけど、フクロウと触れ合うときの BGM が「ベンのテーマ」だった。
ベンはネズミなのでフクロウのご飯だ。
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小林旭の自動車ショー歌の冒頭で「あの娘をペットにしたくって」とある。猟奇的じゃないか?
もちろん、ペットの意味が愛玩動物だけじゃないことは承知している。ウェブ辞書には2つ目の意味として次のように掲載されている。
特定の人にとって、お気に入りの年少者。また、年下の愛人
例えば、テレビのワイドショーで10代のアイドルを見て中年のタレントが「ペットにしたい」と言ったら問題になる可能性が高い。それを堂々と曲にしていたのが昭和だ。全然良い時代じゃない。
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そういえば肘鉄ってなんで鉄なんだろう?調べたら答えは簡単だった「肘鉄砲の略」だから。
鉄砲ぽくはないけどニュアンスとしてなんとなく解る。
水鉄砲の水は弾、空気銃の空気は発射手段、火縄銃の火縄は発射させるための時限装置兼スターター、テーザーガンのテーザーはメーカー名だ。
では肘鉄砲の肘はなんだろう?離れて飛んでいかないので弾ではない。かと言って銃本体でもない。なんなんだ。
というか銃の命名方法がいい加減すぎると思った。
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「絶対値」のマイルドな誤用があることに気づいた。相対的な調整(例えばスポーツにおけるハンディキャップ)を行うまえの絶対評価の値という意味で使われることがあるようだ。
本来の意味はゼロからの距離(正の値はそのまま、負の値はマイナスを外した値)だ。+45の絶対値は45、-32の絶対値は32だ。