昨日の泥

けれど夕陽はお前と仲間の髑髏を映す

それはそれで縁起が良さそう

"ガウンを着た卒業生"(出典:いらすとや)

エマ・ワトソン、エマ・ホームズ、エマ・モリアーティ、エマ・アドラー

日記

今朝の手稲山

2025.10.01

自転車で出勤。今シーズンの自転車通勤は115日め(115/118: 0.975)。

結婚報道の記事を見ても私が(失礼ながら)存じ上げなかった方の職業。3位はサッカー選手、2位はユーチューバー、1位は声優。

血税

Adobe税がまた値上げされるとの通知が来た。プラン名も変わって機能が増えているらしいが1000円以上の値上げで洒落にならない。

機能が制限されたプランも用意されていてそのプランを選ぶと今より1000円以上の値下げとなる。そちらを選ぶしかなさそうだ。

角帽

角帽って卒業式以外に着用する機会はあるのだろうか。私は怖くてできないが普通に結婚式とか葬式に被って行って顰蹙をかうのも面白いと思う。

私はもちろん角帽を被ったことはない。というか卒業式で角帽を着用する国内の大学があるのだろうか。

それ以前に、私は大学の卒業式に出てなかった。証書を取りに事務に行ったら式は昨日だったと言われた。修了式は開催されたのかどうかも解ってない。

余談:角帽は英語でモルタルボード(こて板)というらしい。理由は形そのまんま。

独逸語

昔の医療マンガの医師やケーシー高峰は患者のことをクランケ(Kranke 患者の独語)と言っていたんだけど実際の医者はどうだったんだろう。

看護師だった母は私が虫垂炎にかかったときに症状を聞いて「アッペかもね」と言ってた。あと家では使う機会はないけど「ステった」という言葉は仕事で普通に使っていたらしい。

そういえば昔は小さな個人病院の医者でもカルテをドイツ語で書いていた。今もドイツ語で書く医師はいるのだろうか。そもそもカルテがドイツ語か。

あと、インフォームド・コンセントのことを昔はムンテラと言っていたような気がする。いつ変わったのだろうと思って調べたらそもそも両者は同じものではなくムンテラはムント・テラピーの略で説明が主な目的であるのに対し、インフォームド・コンセントは説明して同意を得るまでをの行為らしい。

なぜドイツ語から英語に変わったのかは不明。勝手な想像だけど「ドイツ語じゃなくても良いんじゃない?」という動きがある時期の医療界で発生したのではなかろうか。面倒だし。

円周率と割り算

実際に聞いたことがあるわけではないがマナークリエイターが「円周率は割り切れないから3.14は縁起が良い」みたいなこと言ってるらしい。

3.14 だろうが 3.14159265 だろうが有限桁で止めたら割り切れてる。縁起が悪いじゃないか。割り切れないと言うからには無限じゃないと。

あと「割り切れない」という言葉で誤解されてるようだが円周の長さを直径で割ったら円周率になるだけで円周率の精確な値は割り算で計算されている訳ではない。

ちょっと考えれば解ると思うけど、仮にものすごい技術で円を完璧に描いてその円周と直径の長さを原子のレベルまで精確に計測したとしても計測された長さはどう足掻いても有限桁となる。つまり有理数でしかない。

有理数の円周を有理数の直径で割っても得られる円周率は有理数だ。

国内に何台もないような高性能な機械を使って円周率が気の遠くなる桁数(300兆)まで計算されていることを知っているのならば、その気の遠くなるような長さの円周率がただの「円周÷直径」で求められる訳はないだろうということに気づかないあたりが所詮マナークリエイターだ、お里が知れる。

では気の遠くなるような桁数の円周率はどうやって計算しているのか?それについては各自 Wikipedia とか AI とかなめくじに聞いていただきたい。

ついでにいうと割り切れないだけなら 7÷5 だって 10÷3 だって割り切れない。循環する無限小数にはなるが。円周率は「割り切れない」だけの数ではなく「循環しない無限小数」だ。

それはそれで縁起が良さそう、良いのか?

円周率と多角形

半径1の円に内接する正n角形は、n個の合同な二等辺三角形に分割される。

内接する正八角

この二等辺三角形は等しい辺の長さが1でもう一つの辺の長さが √(sin(θ)² + (1-cos(θ))²) = √(2-2cos(θ)) となる。ただし θ = 360/n 。内接する正n角形の辺の合計はこのもう一つの辺n個分なので n * √(2-2cos(360/n)) となる。内接する正n角形の辺の合計は円周よりも常に短いので、n * √(2-2cos(360/n)) < 2 * π、よって π > n * √(2-2cos(360/n)) / 2 となる。

もう一つの辺の長さ

python で上記の n * √(2-2*cos(360/n)) / 2 を n = 3 〜 10000 で計算してみた。正三角形から正一万角形だ。後半は無視できないくらい三角関数の誤差が生じたが5000角形くらいまではたぶんそれほど誤差がなさそうだ。

計算結果を眺めてみると正六角形で3、正十二角形で 3.1、正五十七角形で 3.14、正九十四角形で 3.141、正二百三十七角形で 3.1415、正千三百旧十六角形で 3.14159、正二千八百十二角形で 3.141592 を超えていた。

もちろん何兆桁もの円周率はこの方法では計算できない。この値の精度は式の中に出てくる cos(θ) の精度に依存するし、cos(θ) の値も有限桁であるとは限らない(多くは無限桁)からだ。


人の気質なんか分類してたら日がクレッチマー

それでは、また明日。