昨日の泥

けれど夕陽はお前と仲間の髑髏を映す

チワワとチワワ以外の哺乳類

日記

そこそこ寒かったし、降水確率は40%だし、買い物もしたかったので東西線で出社した。今シーズンの自転車通勤は100日めのまま(100/140)。

テレビを見ていて気づいたんだけど、モデルナはワクチンで儲けすぎたのか企業 CM を流すようになった。具体的な商品の CM ではなく企業自体の CM(例:川崎製鉄のピテたまトロプス)だ。

ソニーストアの実店舗で PS5 の抽選販売会があるという案内が届いた。ただそこには間違いなく転売屋が集まるだろう。奴らを見たら目が汚れるし奴らと同じ空気を吸ったら脳が腐るので行きたくない。

比較の仕方

何回か書いているけど「日本と外国の比較」という記事や番組が嫌いだ。

理由は2つある。日本以外の国をひとくくりにすることで、日本は特別であり、他の国々の間の違いは小さなことであると思わせようとしているという点。もうひとつはその外国というのはほぼ欧米の国々でしかないという点だ。

"ブラックタンのチワワ"(出典:いらすとや)

「日本と外国」という比較は「チワワとチワワ以外の哺乳類」くらい馬鹿げた比較だ。とは言え「ヒトとヒト以外の動物」という比較は普通に見かける。これも「日本と外国」と同じ理由だろう。

シミュレート

電子楽器のエフェクター(楽器の音を加工する機械)の一分野でリバーブというものがある。乱暴に説明すると部屋やホールやトンネルで音を鳴らした時の残響音を人工的に作って、それらの場所で演奏しているかのような音に加工する装置だ。その場所に行ってマイクで録音すれば済む場合もあるが、場所によってはそれも難しいし細かい調整もできないので使われたりする。

初期のリバーブは元の音で鉄板やバネを振動させて、そこから出てくる音を残響音の代わりに拾って元の音と混ぜるという方式で実現されていた。他にも、分類上はリバーブではないが、録音テープに元の音を録音してすぐに再生することで反響音を作り出すテープエコーという機械もある。

後にいくつかの技術革新を経て、残響音をシミュレートしたい部屋やホール等でのタイミング・回数・音量の減衰・音質の変化を模して音を重ねることでよりリアルな残響音が作られるディジタルリバーブが登場した。この方法は機械の処理の速さやメモリ容量が増えることでより現実の響き具合を真似ることができるようになり、残響音はどんどんリアルになって行った。

このままリアルさを追求するのかと思ったら、鉄板・ばね・テープを使った方法も独特の音がしてあれはあれで良かったと古い機材をあえて使う人も現れ始めた。ただ、それらの機械は「物」を動かして音を出しているため、故障や劣化が避けられない。結果として、現実に近い響きが得られるディジタルリバーブが安価になって行く一方でリアルさでは負ける旧式の機材の価値が高くなって行った。

だったら、場所をシミュレートする代わりに、鉄板やばねやテープをシミュレートしてその「リアルではない残響」をディジタル技術を使って「リアルに再現する」という機械が現れた。喩えとして解りやすいか自信がないが「最新の AI を使って子供が描いた絵を再現する」みたいなものではないかと思う。

このような流れは「古いアナログ・シンセサイザーの音を再現する機械」「わざとレコードのように針が擦れる音を足すことができる音楽プレーヤ」のように他の分野でも見られる。ゲームでも最新のゲーム機で古いゲーム機そのものをソフトウェアを使ってシミュレートして古いゲームソフトをそのシミュレートしたゲーム機上で動かすことができたりするがそれも似てると言えば似てる。

そのうち古い映画館で見ているかのようなバーチャルシアターができるんじゃないかと予想している。

その他

美術館で幼稚なテロ行為をして抗議したつもりになっている自称活動家には環境保護という名目で憂さ晴らししたいだけのガキしかいない。そのような安っぽい坊っちゃんどもを「エコをかぶってる」と形容したい。「エコっかぶり」でもいい。

コブラが少年に噛まれて死んだという記事を見た。大昔から言われている「犬が人を噛んでもニュースにならないが、人が犬を噛むと…」がバージョンアップされた気がする。

もう見飽きた「金時計けしからん」「竹だよ」のやりとりだけど、けしからんと言ってた人は、謝る・黙るのどちらかの反応しかしない。違うそうじゃない。俺たちは偉そうに怒ってた間抜けの見苦しい言い訳が見たいんだ。

多くの Web サービスやソフトウェアで「お知らせ」のアイコンとして鐘の記号が使われている。鐘で知らせるというのは元々なんのイメージなのだろう?パン屋さんでは店内で焼けたよの合図として使っているけどそれではなさそう。回転寿司や居酒屋だと合図に使われるのは太鼓だ。どどん。お知らせアイコンに太鼓を使うというのはどうだろう。どどん。

トランプマジックでは観客が引いたカードをマジシャンが当てるというのが定番だけど、自分がその客だったら覚えていられる自信がない。

"「最悪」「ハズレ」 新幹線の隣席から聞こえた心ないつぶやき 赤ちゃん連れ家族の心中「気持ちはわかる…でも、もう少し寛容さを」" という記事を見た。私は意地が悪いので、寛容さを求めるなら、ひとこと「はずれだ」とつぶやいてヘッドフォンするくらいは多めに見てやれよって思わなくもない。