日記
休みだ休みだ。
朝見たテレビでデヴィ夫人が「うちに怠け者のお手伝いさんがいるの」と言ってた。漫画みたいだ。「怠け者のお手伝いさん」というフレーズが面白すぎて一日中何度も思い出して笑った。
同じく朝見たテレビで「レーザーで生乾きをチェックする乾燥機」としてある製品が紹介されていた。レーザー?と思い説明を見てみたら、赤外線センサーで検知するというものだった。おそらくセンサーの向いている方を光で照らしていたのでそれを勝手にレーザーと読んだのであろう。
おいこらテレビ、レーザーなめんじゃねえぞ。テレビのくせに。
一応メーカーの製品サイトを確認したが、レーザーという言葉はもちろん使っていなかった。
昼はまたスシローに行った。今日は席がほとんど埋まっていた。
不浄
昔のフィクションでは「左右の分からない莫迦」の表現として「ご飯を食べる動作をして箸を持つほうが右、茶碗を持つ方が左と確認する」というのがあった。最近見ないのは「左利きをテレビにだしてもOKになった」ことが関係してるのではないだろうか。
例えば、YMO全盛期の坂本龍一でさえ、ダイエーのCMに出演した際に書き初めをするシーンでは筆を右手に持ち替えさせられたくらい左手で食事したり文字を書いたりする様をテレビに映すのは「悪」であり「汚れた行為」だったのだ。
自身やその子供も左利きであるフジテレビ関係の有名な人(故人)も左利きの出演者に「テレビに映るときは右手を使うべき」と苦言を呈していた。そのくらい左利きはタブー視されていたし、汚らわしい者として差別されていた。つい30年くらい前のことだ。
私も高校生の頃、左手で字を書いていたら地学教師に「親の教育が悪かったんだな」と言われた。「あんたほどじゃねえよ」と思ったが無視した。土地柄のせいかそのような扱いを受けることはたまにしか無かったが、土着の劣った因習が深く根付いている土地ではもっと露骨に差別されていただろう。
例外はスポーツだ。王選手に右打席で打てと文句を言う人も江夏投手に右手で投げろと言う人もいなかった。
歯は要る
テレビでは柔らかいものを食べたときの感想がみんな「歯がいらない」なのが莫迦ぽくて面白いと思っている。いっそ、なんでも歯がいらないって言えばもっと面白いだろう。
「このコーヒーおいしい!歯がいらない!」
「恨めしや」「きゃー!このオバケ怖い!歯がいらない!」
「連日のホームラン、絶好調ですね。どんな球でしたか?」「外角低めのスライダーでした。ヤマを張ってたのが当たりました。歯がいらなかったっすね」
「新感覚のアイドルを目指すとのことですがどんなアイドルでしょう?」「そうっすね、歌って踊れて歯がいらないアイドルを目指します!」
「当社の志望動機は?」「先進性があり、社会に貢献できる仕事をしかたったためです。あと歯がいらないからです」
その他
大昔、中途採用の方の面接を何度かしたことがあったんだけど、緊張しすぎたのかナチュラルに間違えているのか意味を知った上で挑発しているのか、ともかく普通は「御社」って言うべきところをずっと「弊社」って言ってる人がいた。面接の段階でもう入社した気になっていたのかもしれない。
「ある道を往復するのに、行きは時速3km、帰りは時速6kmで歩きました。平均時速は何km?」この答えが4.5km/hではないことや、4km/h になることを知っていてもそれは算数でもなんでもない。なぜ速度の平均が(A+B)/2 で求められないか?が算数だ。
ツイッターなんかで意外に多いのが「ビスタチオ」という誤記。pi と bi の間違いは他にもありそう。
バラエティ番組では、高校生のころ下校途中に寄って食べた店なんかを紹介するけど、高校生のころ帰りに店に寄ってなにかを食べる金なんかなかった。というか大学生になってからも朝昼晩の食事以外に(飲食店でも買ったものでも)何かを食べた記憶がない。