昨日の泥

けれど夕陽はお前と仲間の髑髏を映す

3通りの邦題

日記

昨夜はアガサ・クリスティ原作三谷幸喜脚本のドラマ「死との約束」を見た。アガサ・クリスティのミステリを場所と登場人物を日本に置き換えてのリメイク作品だ。放送時間が二時間半あり、最初の1時間は事件が起きなかったが、なかなかおもしろかった。このシリーズは3作目だが、毎回野村萬斎の過剰な演技に最初の数分間戸惑ってしまう。すぐに慣れる。あと、開始時に前回出ていた大泉洋は今回でないのかなと一瞬思ってしまった。出るはずがないのは皆様御存知の通りだ。

だいずが頻繁に吐くようになってから短い間隔でやわらかいご飯を少しづつあげている。だいずが食べて良いご飯は限られているのだが、コロナ禍で工場が止まってるらしく(獣医さんが確認してくれた)、あまり売られていない。仕方がないので、だいずが食べても問題のないカリカリを砕いて柔らかいご飯に混ぜたり、同じ成分で別の種類のご飯を試している。昨日、いろいろ試しすぎて今度はおなかをくだしてしまった。食欲はあっていつも以上に元気に走りまわっているので、心配はなさそうだが、しばらくはご飯に悩まされそうだ。

FM

自宅の各部屋の壁にあるテレビアンテナ端子(以下 壁端子)への電波は屋上アンテナからではなく、ケーブルテレビ(J:COM)により供給されている。ケーブルテレビ放送は契約していなくてもマンション自体が加入していてるので選択の余地はない。

入居当初はこの壁端子からテレビと一緒に FM 放送の電波も供給されていたのだが、数年前急に FM 放送の電波が来なくなった。もちろんチューナの故障ではないことは最初に確認した。簡易アンテナに繋ぎ変えたら状態は悪いものの受信できた。ツイッターで親切な人が対策を教えてくれたがうまく行かず、管理会社に問い合わせるのも面倒なので壁端子からの FM 放送受信はあきらめた。代わりにアンテナを買って(室外用をむりに室内に設置した)しのいでいたのだが、もともと電波が入りにくいのか(だから屋上アンテナじゃないわけだし)、エフエム東京系の エフエム北海道、通称 Air G は少ないノイズで受信できるのに NHK-FM がノイズだらけになってしまう。

昨日、数年ぶりに壁アンテナ端子に繋ぎっぱなしのケーブルをチューナにつないだら問題なく受信することができるようになっていた。なんだったんだ。FM 全局がきれいに聞こえる。いつまた聞こえなくなるかわからないので、アンテナはとりあえずそのままにしておくが、メインのチューナの接続はそちらにすることにした。

ただ、数年前から AM 放送が FM ラジオで聞けるようになったが、STVHBC もアンテナ端子からのケーブルでは受信できなかった。室内アンテナでは聞けるので JCOM 側で対応してないのかもしれない。とは言え AM 放送は聞くことがほとんどないので特に困ってはいない。

邦題

有名すぎるアガサ・クリスティの The Murder of Roger Ackroyd の邦訳はいままで3通りのタイトルがある。「アクロイド殺し」「アクロイド殺害事件」「アクロイド殺人事件」だ。個人的には2番めが気に入っている。1番は雰囲気がありすぎて逆に合っていないような気がするからだ。

f:id:motomachi24:20210315075150p:plain The Murder Case of 〜 あるいは 〜 Murder Case ではないので「〇〇殺人事件」というタイトルは邦訳ミステリの伝統にちょっと合わない気がする。あとどの邦題も Roger の部分が入ってないのも興味深い。

誰が桃太郎に声をかけたか

童謡「桃太郎」の1番の歌詞で桃太郎に「お腰につけたきびだんご ひとつ私にくださいな」と声をかけた「私」とはいったい誰だったんだろう?

無難なのは犬・猿・雉のどれかだろう。意表を突いておばあさん・おじいさんかもしれない。動物がしゃべるなら山・川・桃・包丁も無くはないし、裏をかいて鬼・財宝も捨てがたい。もっと言っちゃうと桃太郎自身・きびだんごも押さえておきたい。あるいは声をかけた者はなく幻聴だった可能性も残しておきたい。

ただ正解はどれも違う。答えは象だ。絵本では触れられていないが、桃太郎のお供には象がいた。だから鬼に勝てたのだ。財宝も働きに応じて「象80%、犬8%、猿8%、桃太郎2%、雉2%」という配分となった。