昨日の泥

けれど夕陽はお前と仲間の髑髏を映す

わかりにくくすることがデザインだと思ってる愚か者

月曜以来の自転車出勤。今年はあと何回できるか。

あるコンビニチェーンに行くたびに、昔誰かが言っていた「わかりにくくすることがデザインだと思ってる愚か者」という言葉を思い出す。専門家がどれだけ言葉を用意して説明や擁護をしてもきっぱりと断言できる、あのパッケージデザインはゴミだ。

作り話。
ナイフで刺されても死ぬ前に傷口に貼れば死なないパッドが開発されました。ある人がこの国は物騒だからこのパッドをどこでもすぐに買えるようにしましょうと提案しました。それに対して自称識者たちは「このパッドを予め用意して、わざと刺される刺され屋が現れるかもしれない」「人を刺したいという願望を持った変質者は、このパッドがあることで殺してしまうリスクが軽減されるので、いままで抑えていた願望を行動に移すかもしれない」と猛反対し、その結果認可はされず専門の知識を持った人を除いて買うことはできないことになりました。ナイフで刺される人は増えました。

本業以外の分野について発言した人に対して「歌手は歌だけ歌ってろ」「画家は絵だけ書いてろ」と文句を言う人は、自分の職業を引き合いに出されて言い返される心配がない人なのだろうと思う。俺はとてもじゃないけど怖くてそんなこと言えない。

また、タレントがテレビ番組の収録で体を張った「実験」で怪我をした。どんなに細心の注意を払ったとしても同じような事故は今後も繰り返されるだろう。まず前提が間違っている。「体を張った危険なことをやらせてリアクションを楽しむ」という幼稚で古くさい娯楽を提供すること自体を止める必要があるのだ。とは言え、視聴者はそういった娯楽を求め続けるだろうし、提供する側の考えが変わることも期待できない。今後も怪我人や死人が出続けて、その度に反省だけをするのだろう。

f:id:motomachi24:20201010081940j:plain クイズ番組で ”球技の「ポロ」乗る動物は?" という問題が出ていた。答えは「馬」だったが、果たしてそうだろうか?乗ってるのは「人」だ。