昨日の泥

けれど夕陽はお前と仲間の髑髏を映す

チューブを何本か修理した

皮膚科はさぼった。月に一回くらいのペースだ。どこかにさぼったリングができるかもしれない。

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近所で買い物をしたあと SAKURA BROWN で香草チキンカリーを食べた。スープカレーは久しぶりだ。ココナツスープの5辛で安定のうまさ。チキンカツは薄めの豚カツくらいの厚みがあったが、もったりしていなくチキンの味がしっかりと味わえた。

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溜めてあった、というか溜まっていたパンクしたチューブを何本か修理した。大部分は古くて既に何箇所か修理済みだったのと、前の自転車のタイヤサイズのものなので(前のは直径はほぼ同じだけど細かった)、捨てることにした。

見込みのありそうなのを5本ほど残し、未開封の3本と合わせて待機させることにした。

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パンク修理中に父から着信があった。携帯の買い替えに伴う料金の説明を聞いて欲しいとのこと。昨日の朝の電話はそのためだったのかもしれない。

au の人に代わり説明を受けたところ特に問題がなさそうなので了承した。高齢者なのでトラブル防止のために家族に確認することになっているのだろうか。

それにしてもデータ通信をほとんどしないのと、おそらくひとつ前の機種のためだと思うが初期費用も月額もかなり安い。初期費用なんか俺の iPhone と桁が2つ違う。

機種変更で簡単なスマートフォンにしたのか、フィーチャーフォン風で中身がスマートフォンになっている機種にしたのか、次にあったら確かめてみよう。

そういえば、プランの説明の際にショップの人が普通に「ガラケー」と言っていた。昔は端末を提供する側の人は避けていた言葉だった気がする。さすがに一般化した言葉なので今は気にせずに使っているのかもしれない。

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自転車に乗らない人は「タイヤ交換」「タイヤ修理(まれ)」「チューブ交換」「チューブ修理」は区別していない、あるいはそれぞれなんだか分からないかもしれない。

タイヤは主に外側のいわゆる「タイヤ」の部分とその中の「チューブ」で構成されている。大多数の自転車にとって外側のタイヤはたくさん乗りすぎて磨耗したり急ブレーキで地面に擦って薄くならない限り交換することはないが、趣味の自転車は乗る距離が長いので交換の頻度が高くなる。加えてより良い性能のタイヤを求めたり、冬タイヤに変える場合にも交換する。

タイヤ自体の修理はまれで、薄くなった際の応急処置として内側から柔らかくて丈夫なプレートを当てるくらい。

一般的に「パンクの修理」というのは、タイヤを外してチューブを出してパンク箇所を見つけて穴を塞いでチューブとタイヤを元に戻すという工程になるが、趣味の自転車は大前提としてホイール(中の金属部分も含めたタイヤ全体)を簡単に外すことができる。そのため時間がない時や出先では、ホイールを外してタイヤを片側だけ外しチューブを取り出して新しいチューブを入れてタイヤを元に戻して空気を入れることで作業時間を短縮できる。

この作業ではパンクが治ったのではなく、パンクしてないチューブに交換しただけだ。走行に支障がなくなったがさっきまで使っていたチューブはパンクしたままバックに入っている。そのためチューブの交換を「パンク修理」と呼ぶのは若干の抵抗がある。取り出したチューブの穴をその場で塞いで戻したのならパンク修理と呼ぶことに問題はないが。

取り出したチューブは穴を塞いで次に備えてバッグに入れておけばいいのだが、面倒で溜めておくと今日のようにまとめてパンク修理をする羽目になる。

一般的に「パンク修理」はトラブルに対する緊急対応であるが、普段から自分で対処する人にとっては緊急対応が終わった後の後始末であり次のトラブルに備えた準備でもあるわけだ。

なんでこんなこと説明してるんだろう。

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NHKのスーダラ節ドキュメントを見た。大半は多くの人が知ってることばかりだったけど、いくつか初めて知った事実もあり、とても良い構成の番組だったと思う。

俺が好きな植木等のエピソード。競馬場のレースの合間に開かれるミニイベントで当時ソロツアーをやっていた植木がツアーの宣伝を兼ねて数曲歌ったとこがあって、競馬場のイベントに出てくる人の歌を聞く人は少なくアウェイの空気だったんだけど、植木は競馬場の客を徐々に引きつけ最後はスーダラ節の「馬で金儲けした奴ぁいないよ わかっちゃいるけどやめられない」で大合唱になったそうだ。

格好いいなあ。

番組にひとつだけ不満を述べるなら、作曲家としてもさることながら、天才アレンジャーだった萩原哲章の業績をもっと掘って欲しかった。