昨日の泥

けれど夕陽はお前と仲間の髑髏を映す

ささやきオカピ

せっかくタイヤを交換したのに雨のため地下鉄で出社。

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よっぽどのアレじゃない限り解けてしまうクイズを出して「これが解けたら天才」とか「〇〇人に1人しか解けない」って煽るのは「おめでとう詐欺」と同じ仕組みなんじゃないかと思っている。

そんなのには関わらない方が安全だ。

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船場吉兆のささやき女将のことは強烈な印象があって覚えているのに、その記者会見をするに至った事件のことはすっかり忘れている。

メインの事件より強い印象を残したトピックのせいで事件が風化していくのはなんだか面白い。

なんで船場吉兆のことを思い出したのかというと「ささやきオカピ」という駄洒落が思いついてしまったからだ。

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世界三大珍獣オカピジャイアントパンダコビトカバで、これにボンゴを加えたのが世界四大珍獣らしい。

つまりオカピジャイアントパンダコビトカバは世界三大珍獣でもあり四大珍獣でもあるわけだが、ボンゴは世界四大珍獣でしかない。

なんかボンゴの方が希少な生き物に見えてしまうのはなぜだろう?

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長さが0でないリストの n 番目の要素を得るときに、リストサイズチェックの手を抜いて

list[n % list.count]

と書くことがある。% は剰余といって割り算のの余りの数だ。例えば 16 % 7 = 2 となる。言語によっては mod と書くこともある。

この方法のメリットは3つあってひとつはnが大きくても落ちないこと、2つめはnが大きかった場合の処理を考えなくて良いこと、3つめは1行で済むことだ。もちろんデメリットもある、n が大きくてもエラーにならないので検出されにくいという点だ。でも、そのようなデメリットのために

if n < list.count {
    result = list[n]
} else {
    result = 代わりの値
    ここでエラー処理
}

なんてやってられないもん。

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上の剰余というのは割り算を習っていれば小学生(4年生くらい?)でも理解し計算することもできる簡単な演算だが、数学的にはなかなか面白いもので、わりとくらくらする話ばかりの数論という分野の入り口で登場する。

あと珍しく実用的な話にも関係があって、暗号理論の初歩の初歩の初歩くらいで出てくる。

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イタリアで製作された(実際は他の国も)西部劇は日本ではマカロニ・ウエスタンと呼ばれているが、アメリカではスパゲティ・ウェスタンと呼ばれている。

ということは知っていたんだけど、このマカロニ・ウエスタンという言葉は淀川長治が「スパゲティだと細長くて弱そうだから」という理由で名付けたらしい。

と思ったらイタリアでもマカロニ・ウェスタンと呼ばれることがあるらしい。もう知らない!

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地名を食べ物で表すのってなんか面白い。他に何かないだろうかと考えてみたが「めんたいロック」しか思いつかない。例えばインドで撮られた時代劇があったとしてそれを「カレー時代劇」と呼ぶようなことが他にありそうな気がするんだけど。

伊丹十三の映画「タンポポ」が、ラーメン・ウェスタンを自称していたけど、あれは土地を表しているのではないのでちょっと違う。

あと「食べ物で地名を表すこと」そのものに名前が付いてないのだろうか?