昨日の泥

けれど夕陽はお前と仲間の髑髏を映す

03月04日(水)

食事

朝食はなし。昼食はセブンイレブンのおにぎり2つ。ちょっと小さいおにぎりが2つ入ったものを買った。量はちょうど良いんだけど、個別包装じゃないので食べにくい。おにぎりの包装や海苔は食器でもあったのだ。

ブラシレスジンバル

前から欲しいと思っていたブラシレスジンバルという製品が以前より安価で買えるようになったものの、いくつか不明な点があったので調べてみた。

製品の目的はカメラの揺れを抑えて手ブレの少ない動画を撮ることにある。ただ、同じ目的の製品でもジンバル以外に、ステディカムとかスタビライザーという呼び方があるようだ。違いはよく分からなかったが、スタビライザーはぼんやりとした一般名、ステディカムはどちらかと言うと放送用の大型カメラを使うための大掛かりな装置、ジンバルはモーター制御で水平を保つための機構の名前のようだ。ただしジンバルは元々の意味が拡張されてジンバル機構を持った小型のスタビライザーを意味するようになったものと思われる。揺れを抑えるための機構はモーターを使わずに振り子の機構を用いるものもあり、そちらはジンバルと呼ばないようだ。(追記:そんなことなかった。3軸で回転して水平を保つ機構がジンバルであって、保つための力がモーターであるか重力であるかは無関係らしい。)

一方、ブラシレスとはジンバル機構を制御するモーターがブラシレスモーターであることを意味している。ブラシレスモーターとは文字通りブラシを使わないモーターのことだ。直流モーターをばらしたことがある人は分かると思うけど、モーターの軸には整流子という縦に切られた円筒状のパーツがついていて、その整流子にブラシが触れて電流を流している。これは半回転ごとに電流の向きを変える必要があるためだ。ただ、回転部分に触れているため摩耗したりノイズが発生するという欠点がある。ブラシレスモーターはこの整流子とブラシの部分を半導体スイッチに置き換えたものらしい(Wikipediaに書いてあった)。以下はあてずっぽうだけど、ブラシレスモーターでは軸についてる磁石を周囲の電磁石の極を切り替えることで回しているのだろう。雑にまとめると「リニアモーターカーのレールを丸めたようなもの」だと思う*1

ブラシレスモーターのメリットは摩耗する部品がすくないためメンテナンスコストが低いことと、回転が安定していて正確に制御ができることにあるらしい。ジンバルでは後者のメリットが大きいと思う。

今回気になった製品*2は折りたたみ傘よりちょっと短いくらいの棒状で、先端にカメラやスマートフォンを挟むタイプのものだ。そのまま持って歩けば揺れの少ない動画が撮影できる。これが3万円を切る価格で買えるというのは、以前なら考えられないことだったんだけど、そんなに動画を撮るかって思うとまだまだ気軽に買える価格でもない。

*1:違ってたらごめん。

*2:http://www.thanko.jp/product/7101.html