昨日の泥

けれど夕陽はお前と仲間の髑髏を映す

ルー足し問題

ひとつ前のエントリにも出てきたカレー店、コロンボはとても良い店でルーが少なくなったら声をかけて足してくれます(店のあちこちにも書いてある)。

一方、これは 10 - 0 で私が悪いのですが、私はルーを足されるのがあまり好きではありません。理由は3つあります。

  1. ルーが途中で足りなくなったり余ったりするのは、カレーを食べることに関してヘボなやつがするだと思っている*1
  2. 食べかけの皿が行き来するのが耐えられない。
  3. キープしてあるご飯の白い部分にルーをかけられるかもしれない。

ただ、せっかく気を使ってくれたのに断るのも悪いので、声をかけられないように食べています。つまり「この人、ルーが足りないかも」と思われない食べ方です。カレーの海の部分を保持して、ご飯の白い部分は目立たないようにしています。カツカレーならカツを乗せたままにするとか。おかげで、最近は「ルーを足しましょうか」と言われることもなくなりました。

もうひとつあります。コロンボには食後にアイスが出てくるのですが、私は食後に甘いものを食べる習慣がなく、また甘いものは少しづつしか食べられないので毎回断っています。これもまた難しくて、お店の人は食べ終わった頃を見計らって調度良いタイミングでアイスを出してくれるので、私がカレーの最後の数口を食べるときに用意をしていることが多く、出そうとしているときに断るのはやはり気が引けるのです。こちらに関しては、注文したカレーが来た時に「アイスは結構ですので」と言うことで一応の解決が図られています。注文時だと確実に忘れられるし、食べてる途中で言うのも難しいからです。カレーが来た時に言っても忘れられることもあるのですが、先に言ってるので気まずさが若干解消されます。

普段は気付いていませんが、きっと各人がこういった小さな理由のある行動をしてるのだと思います。多分、世界はこういったミクロな儀式で満たされているのでしょう。

*1:これが最も重要。