昨日の泥

けれど夕陽はお前と仲間の髑髏を映す

マークダウンの表

開発時のドキュメントは基本的にテキストベースで作っていますが、最近はプレーンなテキストファイルではなく、マークダウン記法で書くことが多くなりました。テキストエディタでもそのまま読めますし、最近はマークダウン記法に特化したエディタが出てきたり通常のテキストエディタでもマークダウンファイルのプレビューが可能なものが増えてきました。

ただ、開発担当者にとっては扱いやすいマークダウン記法も、テキストベースでの作業に慣れない人にとってはあまり馴染みがなく、また納品ドキュメントのフォーマットが指定されている場合には最終的に別の形にしなければなりません。中でも困るのは表の扱いです。例えばこの表、

品名 単価 個数 価格
キウイ 160 3 480
パパイヤ 340 1 340
マンゴー 420 2 840

マークダウン記法では次のように書くのですが、

| 品名     | 単価  | 個数  | 価格  |
| :----    | ----: | ----: | ----: |
| キウイ   | 160   | 3     | 480   |
| パパイヤ | 340   | 1     | 340   |
| マンゴー | 420   | 2     | 840   |

これを表計算アプリケーションの表に貼り付けるときには「キウイ」「160」「3」「480」をいちいち選択してセルにペーストすることになります。「これをなんとかしたい。でもエクセルのマクロとかを駆使してなんとかしようという意欲はない」、そう思いつつ調べていたら概ね次のように行えば良いという結論に達しました。余計な列を消したりする必要がありますが、ひとつづつコピーするよりは全然楽です。そういえばあったわ、テキスト・ファイル・ウィザード。

  1. そのまま選択して、エクセルにペースト。
  2. 下に出てくるアイコンをクリックしてテキスト ファイル ウィザードを開く。
  3. 区切り記号付きを選択して次へ行き、区切り記号でその他を選び '|' を入力する。
  4. 完了で表ができる。

欲をだせば、

  1. テキストエディタプラグインを実行する。
  2. 選択範囲の文字列をあれこれして、クリップボードに入れてくれる。
  3. そのまま表計算アプリケーションでペーストすると、表としてペーストされる。

というのが理想なのですが、「表計算アプリケーションでペーストすると、表としてペーストされる」形式を調べるのが面倒で着手していません。