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2015.09.12 J-Room で行われたオーギリングのスピンオフ的なイベント「ホワイトスターズ自主興行」に行ってきた。
事前に配られた案内とクロスワード用紙。案内の会社っぽさがホワイトスターズらしい。クロスワードの広大さを前に出演者でもないのにこの時点で気が遠くなる。
出場選手はこの7名。ホワイトスターズから三浦セピア、楽太郎、中島麻載。氏次レフェリーを挟んでゲストが鈴木雄一、フレンチ、マスク・ド・文太郎、すえひろ。鈴木フレンチ両名が初参加。とんがり帽子については終始触れられることはなかった。右端のすえひろは照明が当たらない。
下ネタに受けまくるセピア選手。すえひろ選手はいつものスケッチポッチ*1を使っていたが、途中でホワイトボードに切り替えたり、スケッチポッチに戻したりしていた。
難問が出て長考に入ったときは、氏次レフェリーのフォトセッションとなった。試合中は他にも写真をたくさん撮ったんだれど今回はメンバーも形式も固定なので、だいたいこんな構図となった。
クロスワード上で近い位置の問題がシリーズになっているものもあった。この「ムカつく後輩君」シリーズは名回答が続出した。
今回最長文字数のお題はこの2つ。5つに分割されているヨコ8の方がタテ36よりも答えやすそうに見えるが、ヨコ8は最後に選ばれたため、回答時には9マスが埋まっていて出場者一同苦戦していた。あまりの難しさに投げ出してる選手も。
2時間の激闘を制し、優勝したのは楽太郎選手。クロスワード大喜利は答えたお題の数ではなく文字数の合計で勝負が決まるというルールだが、楽太郎選手は回答数が多かった上に最後の 25文字 を獲得したことが決め手となった。
各選手の獲得文字数は以下のとおり。
名前 | ポイント |
---|---|
楽太郎 | 130 |
中島麻載 | 98 |
三浦セピア | 85 |
マスク・ド・文太郎 | 47 |
鈴木雄一 | 40 |
すえひろ | 35 |
フレンチ | 14 |
最終問題の時点でトップと2位3位との差は 7ポイント、20ポイントであったことからホワイトスターズの3名は最後まで優勝の可能性があったことになる。
アフターパーティーでは出場者と出場していなかったオーギリング選手・関係者・他による大喜利大会が開催され、こちらも突拍子もなく面白かった。
感想など
今回の興行について試合を見る前は、例えば途中でゲストプレーヤーが助っ人として参加するとか、このマスを取ったらカードを引いて他の選手に妨害を与えるといった味付けがあるんじゃないかと予想していたんだけど、そういうのは一切なく最後まで同じルール同じメンバーで押し切っていた。これはかっこいい。a.W.o の提唱する「ストイックな大喜利」を上回るストイックさじゃないだろうか。そして、そのようなハードな試合ができたのは出場選手の力量ももちろんだけど、テンションを維持する実況・解説・レフェリーの手腕があってのことだと思う。特に氏次レフェリーはこんなに早くゴングにして大丈夫かと最初は思ってしまったが、試合が進むにつれてこのスピードが正解だった思い知らされることとなった。見事としか言いようがない。
そしてもう一つ、今回は私たち観客も忙しかった。お題がでたらマス目の数があっているかを確認して、回答に笑って、拍手して、写真撮って、ゴングで手元の紙のマス目を埋めるという忙しくも楽しい興行だったのだ。おかげで出場者と一緒にでかいクロスワードと対戦している気分をたっぷりと味わうことができた。だからこそ最後の方で市場さんが「この巨大なクロスワードと戦ってるのは選手だけじゃない」って言ってたのがなんだか嬉しかった。
(大物を釣り上げた釣り人みたい)
*1:すえひろ専用スケッチブック。これに全部書き込んだら練習生から選手に昇格することになっていることから、相棒とも言われている。スケッチポッチの命名は a.W.o 小林つばさ。